簡単なアプリケーションを作ってみる

こんにちわ、はるきです。


というわけで、早速Oracle XEのスタートガイドに記載されている、簡単なアプリケーションを作ってみたいと思います。 ※というわけでAPEX(旧:HTML DB)を触ってみたわけですが、これ、2006年からあるんですね・・・。普段コマンドベースでしか触らないので知りませんでした・・・お恥ずかしい・・・でも、それに気付いたのが記事書いてからなので、いちお残しておきますね>< この機能がOracle XEの機能だと思ってたなんてとても言えない・・・けど、前の記事とか見たらばれちゃいますが・・・

ユーザのロック解除

まずはデフォルトで作成されているユーザがアカウントロックされている為、そのロックを解除します。今回はスタートガイドに則って作成する為、GUIを使ってアカウントロックなどの操作を行いますが、SQLが書けるのであれば、SQLでやった方が断然早いです(ぉ


1.Oracel XEの管理HPの管理ページにアクセスし、「データベース・ユーザー」をクリックします。
 
2.表示された「データベース・ユーザーの管理」ページで、表示されている「HR」というユーザをクリックします。
 
3.ユーザの管理画面が表示されるので、「パスワード」および「パスワードの確認」に「hr」と入力し、「アカウント・ステータス」を「ロック解除済」に変更して、「ユーザの変更」をクリックします。
 
4.遷移先の画面で、正常にパスワードが変更された事を確認し、「ログアウト」をクリックします。
 


以上の操作で「HR」ユーザのアカウントロックの解除が完了しました。

アプリケーションの作成

これでアプリケーションを作成する準備が整いましたので、いよいよ簡単なアプリケーションの作成に入ります。アプリケーションの作成は、基本的にGUIによるウィザード形式で選択していくとできてしまう感じです。


1.ログアウト完了画面で表示されている「ログイン」をクリックします。
 
2.ログイン画面が表示されるので、先ほどアカウントロックを解除した「HR」ユーザでログインします。「ユーザー名」「パスワード」に「hr」を入力し、「ログイン」をクリックします。
 
3.ログイン直後のホームページに、「アプリケーション・ビルダー」という今まで見たことがないアイコンが出てきましたね。その「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
 
4.アプリケーションビルダーの画面が表示されたら、「作成」をクリックします。
 
5.「アプリケーションの作成」画面で、「アプリケーションの作成」がチェックされている事を確認して、「次へ」をクリックします。
 
6.表示された画面で、「名前」を入力します。これはアプリケーションの論理名となるので、お好みで命名してしまって問題ありません。その他はデフォルトのままで「次へ」をクリックします。
 
7.「ページの追加」が表示されたら、「ページ・タイプの選択」で「レポートとフォーム」を選択し、「表名」の右側にある小さなボタンをクリックして、表示された画面から「ENPLOYEES」を選択して、「ページの追加」をクリックします。
 
8.画面が更新され、「アプリケーションの作成」のところに、二つのページが表示されている事を確認して、「次へ」をクリックします。
 
9.続いてタブの選択画面が表示されるので、「1レベルのタブ」を選択して、「次へ」をクリックします。
 
10.今回は共有コンポーネントは使用しないので、「いいえ」を選択して、「次へ」をクリックします。
 
11.認証の項では全てデフォルトのまま、「次へ」をクリックします。
 
12.「テーマの選択」では好みのUIを選択して、「次へ」をクリックします。
 
13.最後に最終確認です。これまでの設定内容に問題がなければ、「作成」をクリックします。
 


以上の操作で、とってもシンプルではありますが、アプリケーションと呼べるものが作成されました。

アプリケーションの実行

作成したアプリケーションを実際に動かしてみましょう。


1.下図の画面で、「アプリケーションの実行」をクリックします。
 
2.表示されたログイン画面で、「ユーザー名」「パスワード」に「hr」と入力し、「ログイン」をクリックします。
 
3.ログインに成功すると下図の画面が表示されます。これはサンプルとして登録されている「ENPLOYEES」に登録されているデータを表示しており、検索や作成、更新、削除などの操作が可能となっています。
 


以上でアプリケーションの実行はできました。このページに記述されている数少ないステップで、ログイン制御、Oracleのデータアクセスといった、必要最低限の簡単なアプリケーション作成ができてしまいました。このページを参照して、色々な機能を付けていくことができれば、それなりのアプリケーションが作成できそうですね。


以上でアプリケーションの作成は完了ですが、実際に触ってみての感想としては、随分簡単にアプリケーションができちゃうのね〜という感じです。まともな(?)WEBサイトを作成するには、それなりの労力が必要そうですが、それにしてもほぼGUIで、コーディングなんて微々たるものって感じですかね。この機能を使えば、普段はプログラミングには縁がない人にとっても、アプリケーションの開発とかが身近になるかもしれませんね。後は色々なドキュメントが日本語化されればってところでしょうか?個人で使う分にはメモリの制限もディスクの制限もあんまり関係なさそうだし、家計簿ソフトとかだったら、使えそうな感じがします。というわけで、自分で使うように家計簿ソフトをOracle XE(正確にはApplication Express?)で作ってみようかな〜なんて思ってます。今までは、ず〜っと使うような自分用のアプリケーションで、データベースの選択肢としてOracleはなかったですからね!